年越しそば
大晦日の大イベントといえば、やはり「年越しそば」ですね。
大晦日にそばを食べる風習は、江戸時代から続いているといわれています。なぜ「そば」なのか?……には諸説ありますが、そばは食べている最中に切れやすい食べ物であることから「一年の厄を断ち切る」という意味が込められているという説が有力なようです。それ以外に、細く長く生きられるように「健康・長寿」を願うという意味もあるようです。では、いつ年越しそばを食べるのか?
年越しそばを食べるタイミングは、厳密には決まっていないそうですが、年越しそばを食べる理由が一年の厄を断ち切る意味合いですので、昼よりも夜がよいようです。ですので、夕食として年越しそばを食べても、除夜の鐘を聞きながら食べても、問題なさそうです。
また、そばであれば、冷たくても温かくてもよく、具材も特に決められたものはないそうですが、縁起物として、えび(腰が曲がるまで長生きできるという意味合いで、長寿の象徴として)、ねぎ(「労をねぎらう」からの語呂合わせ)、油揚げ(神様の使いであるきつねからの連想で、金運・商売繁盛を願って)を入れる方もおられるようです。
一年を振り返りすがすがしい気持ちで新年を迎えるために、一年を締めくくる風習も大切にしたいですね。
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