公文式は『働く姿勢』に通じる力を育てる全5回の③


 今年も残すところあとわずかとなってまいりました。今年からくもんをはじめたお子さま、継続して何度目かの年末を迎えるお子さま、どちらにも今年1年でひとまわり大きくなった姿を、心から称えてあげたいと思います。


 前回は公文式の学習を通じてつく「処理力」が将来の「働く姿勢」において、「熱心さ」や「仕事への情熱」として発揮される力につながることをお伝えしました。


 学習を通じてつく2つ目の力は「思考力」です。公文式の学習で、はじめての内容を学習する場面で例題や、ヒントをもとにして解答を導いたりする問題が数多く用意されています。これらに取り組むことで、「もしかしたらこうするのかな?」と類推する力を鍛え、問題が難しくなってもすぐあきらめずに前後の問題を参考にしたりして、考え続けることができる力を養います。


 この「思考力」は、「ロジカルシンキング(論理性)」の力を鍛えることにつながっていきます。「ロジカルシンキング」とは物事を順序立てて考える力です。思っていることを、理由を明確にして「だからこうなる」と他人にもわかるように伝えることができたり、また新しい課題に取り組むときに、これまでの経験を活かしながら、「この場合はこうなるかもしれない」と仮説を立てて取り組むことができる考え方に発展したりしていきます。


 次回は3つ目の「修正力」についてお伝えします。