継続は力なり
小学校1年生で公文式の学習を始めたある生徒さんは、公文式をやっててよかったと実感したのは高校生になってからだそうです。進み方の早い数学の授業に余裕をもってついていけたのも、膨大な量の英文を見ても尻込みしなくなっていたのも、古今東西の名作に親しめるようになったのも、毎日の学習をコツコツ続けたからなのでした。
もちろんいつも順調だったわけではありません。算数の分数の計算問題が面倒に思えて嫌気がさしたり、国語の読解問題で間違って、やる気が失せたりした日もありました。中学生になると、学校の授業や部活が忙しくなり、公文式の学習がほとんど進まなくなった時期もありました。子どもの時は将来のことよりも、目の前の困難から逃れることを考えてしまいがちです。まさに山あり谷ありですね。しかしこの道のりが、学力を高め、精神力も強く大きく成長させたのではないでしょうか。
その生徒さんは振り返ってこう語ってくださいました。「あきらめずに小さな努力を続けたから、今の僕があります。言いつくされた言葉ではありますが、『継続は力なり』は真実であると実感しました。」
本年も残り1か月となりました。いつもお子さまをあたたかく見守り、『継続は力なり』を支えてくださっているご家族のみなさまに、心から感謝申し上げます。
参考文献:公文公教育研究所『公文式がわかる』改訂版(2010年 くもん出版)
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