家庭学習と安心感


『お子さまは、公文式の宿題をどこでやっていますか』

この問いに、リビングのテーブルや食卓などでさせているご家庭が多いようです。そのほうが学習習慣をつけやすいからでしょう。

しかし、忙しい夕方の時間帯などは、お母さんがつきっきりで見守ることは難しいでしょう。それでも、子どもはお母さんが近くにいる方が安心して勉強に取り組めるようです。例えば『これでいいのかな』と自信がなかったり、不安に感じたりしたときでも、『大丈夫』『合ってるよ』などとすぐ声をかけてもらうだけで、安心して次の問題に取り組めます。

黙ってそっと背中や肩にふれてもらったり、頭をなでてもらったりするだけでもうれしいですし、おおいに勇気づけられるでしょう。

これから年末に向かって、お子さまもご家庭もお互いに忙しくなります。そんなときこそ、リビングや食卓でのひとときを大切にしたいですね。

(参考文献:公文公教育研究所編『公文式がわかる』くもん出版  2009年)